11月に意識したい「温め食材」で身体の内側から整える

2025年11月2日

朝晩の冷え込みがぐっと増してきました。
肩こり・腰痛・冷え性といった「寒さによる不調」を訴える方が増える季節です。
その原因のひとつが、「身体の内側の冷え」。
外から温めることも大切ですが、食事による“内側からの温活が健康の鍵になります。

「温め食材」とは？

東洋医学では、食べ物にはそれぞれ「体を温める性質」と「冷やす性質」があると考えられています。
寒い季節には、体を温める食材を取り入れることで体温を上げ、血流を良くし、免疫力を高める効果が期待できます。

また、温め食材は単に“温かい料理”という意味ではなく、食材そのものが体を温める力を持つということです。

主な温め食材とその効果

生姜(しょうが)

温め食材の代表格。
ジンゲロールやショウガオールという成分が血流を促進し、体の中からポカポカに。
冷え性・肩こり・生理痛の改善にも効果的です。
にんにく・ねぎ・玉ねぎ

硫化アリルという成分が血行を促し、免疫力を高めます。
風邪予防にも最適。にんにくは加熱しても効果が持続します。
根菜類（にんじん・ごぼう・れんこん・大根など）

地中で育つ野菜(根野菜)は、体を温める力が強いとされます。
食物繊維が豊富で腸内環境を整え、代謝も促進します。
青魚（サバ・イワシ・サンマなど）

DHAやEPAが血液をサラサラにし、冷えによる血行不良を改善。
脂がのった秋の青魚は、11月にぴったりの季節食材です。
鶏肉・羊肉

たんぱく質をしっかり摂ることで、熱を生み出す力（代謝）を高めます。
特に鶏肉は消化がよく、胃腸を温める作用も。
さつまいも・かぼちゃ

ビタミンCやEが豊富で、冷え対策＋美肌にも◎。
糖質を適度に含み、エネルギー補給にもなります。