筋膜リリース
2023年02月3日
筋肉・関節の動きの悪さとは?
体を覆う「筋膜」の動きが悪くなることで筋肉・関節の動きは阻害されます。
当院では「テクニカ・ガビラン」という治療器具を使って筋膜リリースをしていきます。
専用ジェルを使い皮膚との摩擦を最小限にした状態で筋肉の走行に添って器具を滑らせます、器具が癒着の強い部位に触れると「ボコボコ」、「ガタガタ」という感触が伝わってきます。この際に「筋膜の癒着」をリリース(剥がし)します。
慢性痛、筋肉や関節の張り感、動きの悪さ、曲げ伸ばしの悪さの改善などに効果的です。
筋膜とは?
筋膜とは皮膚と筋肉の間に存在する皮下組織(脂肪体)を包んでいる「毛糸の繊維のように伸縮が可能で弾力性があり、水々しい結合組織」のことを指します。
筋肉だけではなく、骨、腱、内蔵、脳、神経に至るまで全身に張り巡らされており、立体的に連結することで血管や神経などの体内組織を保護し、「人の形」を形成しています。骨格とともに体を支えていることから 「第二の骨格」とも呼ばれています。
この筋膜が硬くなり周辺組織との摩擦が強まっている状態を「筋膜の癒着」と呼びます。
筋膜に癒着が起きると?
なぜ、筋膜は癒着し硬くなるのか?
- オーバーユース(使いすぎ)
一定の反復動作など「過剰頻度な筋肉への収縮弛緩の繰り返し」が続くと皮膚の下の筋膜も同時に収縮弛緩するため筋膜も硬くなります。
こうなると筋膜の癒着から筋肉の動き・伸びもともに悪くなるのです。
- 不動姿勢
「下を向き続けている」「座り続けている」など「動かない時」でも筋肉は身体を支える為に緊張しています。そして筋肉が緊張すると筋膜も緊張するため徐々に癒着し硬くなるため動かなくなっていくのです。
- ケガをした後
ケガの際に筋肉や靭帯、とともに筋膜も損傷します。これにより筋膜が癒着し動きが悪くなります。
筋膜リリースの効果
- 筋膜が緩み関節・筋肉に「伸び・動き」が生まれる
筋膜の動きが改善すると関節・筋肉の動きが改善されるため「動きの悪さなどからくるコリ」「関節の硬さ」などにも有効です。
- 関節・筋肉が動くことで血液循環が改善される
関節・筋肉が動くことで内部の血管の働きも活性化し、血液の循環が促進します。
これにより疲労した組織の回復を促します。
- 痛みの改善
筋膜には神経が多く分布しており、癒着により動きが悪くなるとこれらが刺激され痛みが生じます。
癒着をリリースすることでこれらを改善できます。
- ケガの回復を促進させる
寝違え、ぎっくり腰、捻挫などの際には筋膜にも傷がつきその部分が癒着します。早期からガビランにて筋膜をリリースすることで早期回復が期待できます。
筋膜リリースによる体の変化
施術の回を増すごとに色の出かたが薄くなり、患部の癒着が改善されているのが分ります。
※効果には個人差があります
- 予約はどうやるの?
- 「筋膜リリースのみ」のコースはございません。整体コースのオプションで「筋膜リリース」をお選びください。
- どのような刺激ですか?
- 皮膚表面をコリコリと擦られる感覚があります。
- 痛くないですか?
- 専用のジェルを付けて摩擦を最小限にして行いますので、見た目ほど痛くはありません。ただ癒着が強い場合は「ゴリゴリとした感覚」が強く出る場合があります、もし施術中に痛みがあればすぐに調整・対応可能です、ご相談ください。
- ガビランは皮膚に跡が残るの?
- ガビランを行った後は「皮膚が赤く変色する」こともあれば、「内出血のように赤紫色に変色してしまう」こともあります。これは筋膜の癒着がはがれた際の反応であり実際に内出血している訳ではありません、人によっては「2~3日」長くても「10日程度」で自然に解消されます。
当院はBEST治療院100選を3年連続で受賞しています